7月17日金曜日。
鳥も蝉も鳴きだす前の暗い時間、
夜明けを撮りに出かけた。
梅雨の真っ只中の4:58am、
その瞬間だけ雲の向こうから晴れ間が見えて
また雨が降り出した。
そのまま早朝の川沿いをさんぽしながら、
朝と山の空気は似てると思った。
何かがわかりそうでわからない朝だったから、
わからないままとっておこうと
踵を返し、もときた道をもどって、
かわりに、足元の草を撮った。
しずかな風のなか、立ち止まり
目の前を眺める時間、明日に持ち越す選択
何の思い出もない河川敷を歩きながら
少し風が冷たくてくしゃみが出た。
虫は道で潰れ、柵は少し曲がってた。
この世界はやっぱり美しすぎて、
だから嫌なんだよーとひとりごとを言いながら
切らないといけないシャッターを切った。
そうやって生きてる。
色んなことがなんか良いな、と思って
帰りはガストでモーニングをした。
そのあとは、午前と午後にひとつずつ
打ち合わせをした。