ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

みんなで堤防に腰掛けて低くなっていく夕陽を眺めてた。強い、強い光だった。

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今月の下旬は色んな場所に行って、

色んな人に会った。


毎日みじかくても日記を残せたらいいな、

なんて期待は目の端に常にちらつきながらも

見向きされることなく、余裕のない私は

キャッシュが溜まり続ける日々じゃった。


今、やっと、ひとり渋谷のカフェにいる。


昨日はプライベートで鎌倉に行っていた。

そこで暮らすご夫婦を紹介してもらって

すごく素敵な時間を過ごした。

ふたりはとても楽しくてやさしい人たちで

本当に、会えてよかった。

紹介してくれた友人にとても感謝した。


来年か再来年、

東京に拠点を移すことを考えてる、

と打ち明けると奥さんのMさんは

東京に来る時はフリーランス

カメラマンさんを紹介するからいろいろ話を

きいてみたらいい、と言ってくれたし、

旦那さんは、出張で来たら連絡ください、

ごはんでも行きましょう、と何度も

言ってくださった。

ぐうぜんにも、旦那さんは元写真家。

奥さんはレタッチャーだった。

駅で落ち合った途端、ヤシカだ、ヤシカだ。

とカメラを見るなり言われておかしかった。

 

みんなで海沿いを散歩して、

堤防に腰掛けて足をぶらぶらさせて

低くなっていく夕陽を眺めてた。強い、強い

光だった。

 

夜は、カノムパン、に連れて行ってもらって

とてもおいしいシナモンロールを食べて

たくさんお喋りをした。常連のお客さんが、

私のヤシカを丁寧に磨いてくれた。

 

もしも1年前なら、もしもまだ

スタジオに所属していたときなら、私は

この素晴らしい恩恵の種を育て始めることを

躊躇していたと思う。土壌がないから。

今はまだまだだけど、独立を決め、

行動に移して、大阪でスタジオを構えた。

それが今のわたしの土壌。

まだ、栄養もなくて芽も出てないけど。

いつも、やっとスタート地点に立てたと思うと

次のスタート地点があらわれる。