ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

少し呑気なまま、暮らしてる。

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ここのところ、

先月の喧騒が嘘のように落ち着いていて

友達が訪ねてきてくれたり、会いにいったり

数時間だけの撮影に出かけたりして、

きちんと暮らすように、過ごしてる

..

3月12日、木曜日

大好きなフードスタイリストさんが

手作りの大きなパンとシャドルネを抱えて

スタジオに来てくれた。

他にも手作りのお菓子や、

小さな瓶に入った美味しそうなソースや

ペーパーナプキンなんかも一緒に。


テーブルの上は完全にパーティーで、

包みをひらいて出てきたパンの上には

大きく、私の屋号の「スヤスヤ」が描かれていて

それだけでも驚いたしうれしかったのに、

「あけてみて」と言われて

え、開くの?と思ったら、パンの中には

ぎっしりとサンドイッチが詰まっていて

めちゃくちゃにテンションが上がってしまった


サンドイッチが大好物なものだから、つい

「一生、無くならなければ良いのに」

と言ったら、それ楽しいねーと笑ってくれて、

やさしいなあ、もう!と思った。

..

 

3月13日、金曜日

朝から、自宅の引越し先の内見へ。

スタジオ近くに良い物件が出たので、

最近とても頼りにしてる

渋井不動産(https://shibui.estate)のキンポンさんに

案内していただいた。


内見先は手入れの行き届いた渋いビルで、

一階には美味しい(確認済み)パン屋さんと

美味しい(確認済み)喫茶店があって、

室内はすっかりリフォームが施されていて

エトセトラエトセトラ、

すごく気に入って検討の余地もなく

「ここにします」「はーい!」

で終わってしまったものだから、所在なく

一階の喫茶店に降りて、モーニングの

バタートーストを齧りながらお喋りをした。


目の前でホットミルクを飲みパンを齧る

キンポンさんを見て、

「中華マフィアみたいな風貌だけどいつも

本当に温厚で菩薩のようですね、」と言ったら

めちゃくちゃすてきな具合に笑ってた


そのあとは、年末に展示した東欧の作品を

飾りたいと言ってくれていたので

スタジオに寄って、選んでもらった。


「飾りたい」。って、

すごく、それはもうものすごく嬉しくて、

写真をやっていてよかったな、と思った。

キンポンさんは、プラハ国立図書館で撮った

写真を選び

「もと共産国でフィルムのライカで撮られた写真

なんてサイコーですよ!」

独特な理由だったけど、ともかく、嬉しい。

 

夕方から、幼なじみの家にお邪魔して

驚くほど手際良くおいしく作ってくれた

餃子と春雨サラダを、天使みたいな坊やと

一緒にたくさん食べて、カルタをして

遊んでもらってさよならした。


ほうぼうから優しくしてもらって、

折れずに 少し呑気なまま、暮らせてる