ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

泡のように過ぎてしまいそうな日々の記録

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今年の6月は去年より忙しくなった。

泡のように過ぎてしまいそうな日々の記録。

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6月8日、月曜日

スタイリストの友人と撮影。

個人的な作品づくりでクライアントもいないから

すっかり休日気分で、缶ビール片手に

カメラとパソコンを持ってご自宅へ伺った。

何度も撮影をかさねたのでストックが溜まり、

写真は10月ごろに本になる予定。たのしみだな。

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6/9火曜日

撮影や打合せがいくつかかさなり、

ひっちゃかめっちゃかな気分の日。

ひとつずつ、たちどまり、深呼吸。

最近、スタジオの植物たちから出てくる

新芽の勢いがすごい。

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6/10水曜日

午後から料理撮影。

撮影中に雨が降り出した。梅雨入りしたのだそう。

撮影後、コーヒーを淹れてもらって

カステラを食べた。

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6/11木曜日

スタジオで化粧品の立ち合い撮影。

夕方前に終わって片付けや納品をし、

その後、翌日の葉山での撮影に向けて

夜から横浜に前のり。…なんだけど


さいきん頻繁に会ってる「7年越しの人」が

夕方スタジオまで来て私を車に乗せ、

とちゅう淀屋橋で夕食を一緒して、

20時の発車時間に間に合うように

新幹線の駅に送ってくれた。

駅に向かう道中、運転席に向かって

5月の終わりに、手紙でもってあなたから

6月14日の夕食の誘いを受けたわけだけど、

私はその日を待ちわびる覚悟でいたのに

花火、蛍、今夜の見送りと、再会から

3週間弱の間に5度も顔を合わせてるのは

知ってるかと問うと、


「これ言ったらその顔で笑うんだろうな」と

私が想像してたまんまの顔で笑って

「それちょっと気づいてた」と言った。


しつこいようだけど、再会後、ふれるどころか

名前すら一度も呼ばれてなくて

どう受け取ったら良いのか半信半疑だけど

それはもう最高に険悪な終わり方の七年前

だったから、文字通りの仲なおりが

出来ただけで御の字ともやっぱり思う。


あわよくば、と思うのもなんか勿体ない。

「無理やり機会をつくろうとして虚しくなる」

とか「誰かのとるにたらない時間を、

自分の世界の中心に持ってこようとしてた時間の

痛み」みたいな類のものは、

もう懲り懲りな今だから、

今これで良いのだと本心で思う。


20時過ぎの新幹線でいつのまにか眠りこけて

新横浜まで運ばれ、

みょうに座り心地のいいタクシーに乗って

ホテルまで運び込まれた。

浴槽につかり、眠った。


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6月12日、金曜日。

今日はこれから、夕方まで撮影して帰阪する。

優しい雨がふってる。