7月15日、水曜日。
とあるサイトの撮影をした。
フィルムでやりたいですとお願いをして、
そうやってさせてもらってる。
好きなふうにと言われて、立ち合いもなく
一人きりで撮りに出かけた。
こんなことを1年前の私は想像しただろうか?
長いこと夢だったのだ、フィルムで仕事をすること
作品と仕事が繋がっていく未来は、
来るのか来ないのかわからなかった。
それは途方もないことのように思えたし、
迎えにいくための正規ルートもきっとない。
でも多分だけどすこしずつ機会がふえてきてる。
いろんな人から、いろんな方法で。
ただそのことに驚いてる。
夢や憧れが叶う時はいつもとても静かで、
そのことに構う余裕もないような忙しさの渦中に
一粒の光がキラッと投げ込まれる。
さいしょ忘れてて気づきもしないものだから
あとからはっとする。
これ、欲しかったやつじゃないかなってわかる。
夢は、音もなくさり気なく叶っていくものだって、
それは、すごいことだ、すごいことだ。
日々おいかける景色のとちゅうに
ただそっと置かれてる感じ。