ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

そのことに救われてる

 

 

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今日は、雑誌の撮影で神戸を巡る。

待ち合せ場所に早く着いてカフェラテを飲んでる。


ここのところ沢山の撮影をさせてもらっていて、

ふと息をつく間にぎゅっとなる。

もっといい写真が撮りたいとおもう

ヒリヒリした気持ちはいつもあって、

時々は落ち込んで起き上がれなくなるけど、

それもふくめて写真という幸福な仕事に

肩まで浸かって、あつあつな日々。


..

先日、朝から久しぶりのデザイナーさんが

スタジオに来て撮影をした。

その間たくさん彼女の話をきかせてくれた。

パフェの撮影だった。


会社を辞めて一人になってから、

しごとの相手と個人的なことを

お喋りをする時間が増えた。

どんな思いで仕事をしてるのか

どんな風に今ここにいるのか

個人的なこと、趣味嗜好、えとせとら。


話そうと思ってくれたこと、話してくれること、

そのこと自体がもういつもとても嬉しい。

そんなことこそ大切だと感じるし、

そんなことを大切に思える空気の中で

誰かとつくりあげた仕事をたいせつにしたい。


同じ日、午後から別の2人が来て別の撮影をした。

夕方前に撮影は終えたものの、

そのままふたりはそこにいて各々仕事をつづけた。

コーヒーを飲んで、お菓子を食べて、

時々少しお話をしながら。

とちゅう、仲良しのフードスタイリスト

丹羽さんが訪ねてきてみんなでお喋りをした。

丹羽さんは手作りの焼き菓子をくれた。


部屋の隅からその光景を眺めていたら、

スタジオ、私の場所ではあるけれど

誰かにとって居心地の悪くない場所に

なれているのなら良かったな、とジンとした。

良い写真が撮れることも

写真で喜んでもらえることも嬉しいけど、

やさしくて楽しい人たちと仕事を

一緒にできることにいつも救われてる。

救われながらでないと、歩けない。