ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

スタジオスヤスヤ、さんねんめ。

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ふぁっ。

二週間近く、たってる。

 

無意識に余白とゆとりをなくしてた。

ここのところは、撮影で色んな場所に行ってた。

近大マグロを目指して和歌山の串本へ行き、

木彫りの熊さんを目指して北海道の八雲へ行った。

宝塚の山奥の「えべっさん」の熊手工房を訪ね、

神戸のネイバーフードさんで料理の撮影をした。


プライベートでは、

ムーミン展に滑り込み その線を眺め、

富山に行ってガラス工房でグラスを作ったり

山の中の露天風呂に浸かったり、

ウェットスーツを着て川に飛び込んだり

水に流されたりした。

もぎたてのイチジクを食べ石ころを拾い、

流木をみつけてスタジオに飾った。

毎朝、大きなおにぎりを食べた。


どれもこれも素敵な時間で、

日々、めまぐるしく流れる景色は

カメラのファインダーを通して

眼前に美しく明滅してる。


いつの間にか9月になっていて、

9月1日、私のスタジオ

「スタジオスヤスヤ」は3年目を迎えた。

実感もなくほにゃっ、としてる。


1年目は、種を撒くような時間だった。

自他共に明白なへっぽこの私には

プライドなんてないから、

頑張りたいですって訴えてたんだと思う。

同じ下手でも、せめて機会を

与えてもらえる下手でいたいと思ってた。

ポートフォリオを抱えて

色んな人の場所に行かせてもらった。

みんな笑ってた。


2年目は、おそる、おそる、と出てきた芽を

育てるような時間だった。

あせらず、水をやること。

毎日、考えられるできる限りのことを

ぜんぶやったら、やっとスタートライン。

の繰り返しで、

自分ができることは少ないのに

やらなきゃいけないことは驚くほど多かった。

もっと良い写真が撮れるようになりたかった。

良い写真って何なのかって考えてた。

まだわからない。

まだ、全然撮れてない。

毎日ひりひりする気持ち。


3年目はどんなふうになるのでしょうか

襟を正してはげみます◯

 

スタジオスヤスヤ、三年生。

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