ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

白ワイン、モンブラン。日曜日。

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2020年9月7日、月曜日。

雨上がりの空港にいる。

涼しい風が吹いていて、オレンジの雲が流れてる。

 

今日は六甲のかもめ食堂さんで

1月から始まる連載の打ち合わせをしてから

三ノ宮に移動してリムジンバスに乗り込んだ。


飛行機に乗るわけではなくて

空港のアクタスに用事があるだけだけど、

移動はいつも私を嬉しい気持ちにさせる。


今年に入ってから、

スタジオと自宅をそれぞれ引っ越したことや

コロナが流行ったこと、

週末を一緒に過ごすようになった人の影響

エトセトラエトセトラ、のおかげで

去年と比べて、お酒を飲む機会が

10分の1くらいに減った。


気づいたらそうなってただけだけど

生活リズムは整ったし、

二日酔いで無駄にしてしまう時間も減った。

そもそもお酒はさいしょから弱かった。

どんな時も、自分が選びとったものや

選ばなかったことの繰り返しで

今の生活が構成されていく。


そんな中、昨日は久しぶりに

大好きで仕方ない人たちの場所に行き、

二人が作ってくれた見るだけでわくわくする

テーブルいっぱいの料理を食べ、

美味しいお酒をガブガブ飲んで最高だった。

機会が減ると、たまの機会が更に素晴らしいものに

なるってことも新しい発見だった。

オーストリアの白ワインを持って行ったら、

準備していてくれたのも

オーストリアの白ワインだったものだから、

そうゆうのって、嬉しいな、と思った。


正午に飲み始めてすっかり夜になり、

酔っ払ったまま作ってくれたモンブランは、

マロンクリームがお皿からでろんでろんにはみ出て

このうえなく幸せな光景だった。

最後はペロペロのまま近くの店に移動して、

赤ワインを頼んでジェラートをつついた。

その日、目の前の二人はずっと笑ってて、

私達三人は同じくらいお喋りだった。