ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

出来事よりも感覚の事実

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ここのところのこと。

カングーを買ったからなのか、

四月は20の撮影と4つの打ち合わせで

すっかりと予定が埋まってくれた。

この世界が、しっかりと働きなさいと

状況をあてがってくれてるかのよう。


早めに休息をとることが大切と

実感してるこの頃だけど、

日々お世話になってる人たちと

仕事ができて嬉しいなあという気持ちも。


つど、うろたえず

暮らしのバランスをとりたい。


先週は料理、化粧品、プロダクトや

モデル撮影、学校、色んな現場だった。

水曜の夜にはフラットスペースの

「スパイスと旋律」にあそびに行って

土曜日は、スタイリストのまちこさんと

和泉市にあるfrescoの工房へ行った。

..


金曜日の撮影でクライアントさんが

しまこさんは詩が好きですか?と

とうとつに聞いてくれて、

仕事のメールのやり取りしか

したことがないのに、その方は

お母さまが詩をつくる方らしく、

しまこさんにそれを感じるのです

と言ったから不思議なことだなと思った。

詩は作れないけど読むのは好きですと言った。

 

昨日の現場のパティスリーでは

シェフパティシエのひとが

従業員の作ったホールケーキに

品がない、と言った。

その人が盛り付けなおしたケーキには

緊張感があって、

写真を撮ってたら何故か汗が流れた。

すごい体験をしてしまったぞと思った。


日々、何をしてどこへ行った、

みたいな誰にでも伝えることの

できる出来事よりも

ふと聞こえてきた言葉や誰かのしぐさ、

風に当たって感じたこととか

そこから関係が始まる気配とか、

そうゆう一瞬の場面が

大切で仕方がないし、

だから、いつも自分を静かに保って

いつでも何もない場所に立っていて

その瞬間をちゃんと捕らえたい。


そうゆうものは

きらきらと透き通っていて

目を凝らさないと見えないのに

おりにふれて思い出すのは

そうゆうことばかり。

忙しくしてても見落としたくないし

その中で写真を撮っていたい。

 

真似できないものってそうゆうこと

なんだと思う。


今週は、ケーキに化粧品、

料理、家電の撮影をして、

週末は福井県へ行って、

伝統工芸の取材に伺う。


今はまだ火曜日の欄にいて、

がんばるぞという気持ち。