ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

ただそこにあって、

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4月19日、日曜日。

撮影に向かう新快速に乗ってる。

今日はよく晴れてるなあ◯

 

 

昨日は雨の土曜日だった。

10時半からスタジオで

立ち合いの撮影があったから、

朝、コンビニにチョコレートや

ドーナツを買いに出かけた。


傘をさしてスタジオへ戻る途中、

詩人の御徒町さんに第二子が生まれて

名前は果(ハテ)くんだという

ラインが届いた。


ハテ!くん!!


なんだか泣きそうになって、

ぼやっとしながら仕事の準備を

すすめてた頭がジワジワと回り出した。


それはとてつもなく素敵な名前で、

朝から詩人の子の名前を

送ってくれる人がいて幸せです。

とその友人に伝えると

おそらく私と近しい色の気持ちで、

反応してくれる人がいて幸せです。

と返ってきて、良い週末を!と

言い合った。


友人と書いたけれど、

友人だと嬉しいけど、ほんとは

仕事で知り合った知り合いで

でも共通言語に御徒町さんを

持ってることで関係性に名前なんて

いらないと思える特別な彼女。

そこに詩はあるのか、なんて、

願わくばときどきは話し合っていたい。


そうだよなあ、と思う。

彼の子らの名前は、

何(なに)ちゃんと果(ハテ)くん。

詩的がすぎる。


ぞくぞくしてたら和三盆の

HIYORIさんが来られて、

パンフレットや、JR高松駅

サイネージに使う写真を撮った。


夕方前に撮影を終えて

溜めてた各々の納品を済ませると

夜になっていて、

明日の機材の準備をしないと

いけないんだけど疲れてたみたいで

動けなくて、御徒町凧

YouTubeのオカチャンネルを

ひとつだけ見た。


半年ぶりに更新されてたらしい動画で、

詩人は 詩をかくことを

「現実との兼ね合いだよね、」と

言っていて衝撃的だった。

げんじつ、詩で暮らしているのに

詩を書くことは現実との兼ね合い。

それを矛盾と思う必要はないのか。


詩人はやさしい。

目線とか、仕草とか。

それは彼の詩のように一見変哲なくて

それが余計に沁みてしまった。

まるで矛盾とか批判とかが存在しない

世界のよう。


トークも良いけど、オカチャンネルで

はやく詩の朗読が聞きたかった。

御徒町さんの朗読をきく体験は

自然の中に身を置く体験と似てる。

ただそこにあって、空気を浴びて

終わるとリラックスしてる。

 

土曜の朝、詩人の子の名を教えてもらえて

ほんとに良かったな。

 

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