ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

佐賀にて未来の予定変更の予感

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2021年11月7日、日曜日。

昨日から出張で佐賀県に来ています。

撮影は今日だけなので、昨日は

現地で合流したクライアントのKさんと

有田観光へ。

陶器屋をまわり、絵付け体験をして、

陶山神社に行ってお参りをしたり

おみくじを引いたりした。


本当はクライアントさんにするような

話ではないけど、もう何年も

連載の仕事を一緒させてもらっていて、

撮影前後にはこうやって二人旅をして

その時間はクライアントじゃないから!

と言ってくれるKさんに、

有田の町を歩きながら

ポートランドに暮らしたいことを話すと

ものすごく親身になって

自身のことを話してくれた。


彼女はいま40代なんだけど、

30歳の時に勤めてた出版社を退職して、

3ヶ月後には単身イギリスに向かい

2年半大学院で編集を学び直し

帰国していまここにいる。


私が「日本で英語を学んでからいこうと思う」

と言うと、

Kさんは、ややあってから

「ひとつの意見として」と前置いて

いろんな助言を与えてくれた。


「日本でそんなにお金と時間使うなら

向こうで使ったほうが良いよ」


「逆説的に言うと、話せなくても

暮らせるねん」


「私、日本でどこの語学学校でも

君の語学力では無理って言われてたけど、

会社辞めてから渡英まで3ヶ月やってん、

こっちで大失恋したから遠くに逃げたかってん」

 

「こっちで習ってから渡米して

一人滞在するより、向こうの学校なりで

友達をつくったり、そこにいる人たちに

暮らしのサポートなりしてもらったほうが

安心かも。

たとえば切符の買い方ひとつにしろ。」


「向こうで写真の学校とか行ってみたら?」


「つーか彼氏は?置いてくの?」


「この連載は帰国するのを待ってるし、

30代で向こうに行ってみたいと

思ってしまったんなら、

行かないとずっと後悔すると思う」


エトセトラエトセトラ、

少しのクレイジーなエピソードを

まじえつつ、目から鱗がポロポロ落ちる

意見をきかせてもらった。

多大に影響を受けた話だった。

 

日本で仕事をつづけながら英会話学校

行くために私が新幹線の中で電卓を

たたいてたのは24時間前のこと。

英会話はまだ入会前。


陶山神社で目が合ったお猿さんの

おみくじを引いたら


「一度おもい定めたことはわきめもふらず

一心になさい 何事も成功します」


と書いてあった。

 

 

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