ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

金曜日のアボカドサンド

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なんてすてきなんだろう、

と思いながら

金曜日の青星さんで

アボカドオープンサンドをたべた。

9月にここで

個展をさせてもらうことになった。

 

日記のような写真。

青星さんは私の写真をそう表現してくれた。

以前彼女は私の展示に来てくれて

「きれい」でも「上手」でもなく

「心にひっかかる」と言ってくれたから

泣きそうになった。

だから、私が何年も撮り溜めてきた

よくわからない大切な写真たちを

彼女の場所で展示させて欲しいとおもった。

何年もそういう場所を探してた。

今までも機会に恵まれて

いくつかの展示をいくつかの場所で

させてもらってきたけど、

今回は初めて自分から展示のお願いをした。

その旨を伝えてお願いをすると、

光栄です、と、とんでもなく謙虚な

言葉をくださったのち、

期間中の週末の夜には

朗読会をしてはどうかという

天才的な提案もしてくれた。

つづけて、各々が好きな言葉をもちよって

お喋りするようにさりげなく読んでいく

そんなふうにできたらいいですね、

だけど人前で読みたくないような

恥ずかしがり屋さんにも来てほしいから、

聞くだけでも大丈夫な場所にできたら、

と、すてきな風におっしゃった。

私はまたびっくりして、

むかし御徒町凧さんという詩人の朗読会で

詩人が詩を読む仕草や口調の

あまりのさりげなさに感動して

詩が好きになったと伝えた。

そんなことがあったから、趣味で

「夜な夜な書店」という場所を

ひらいていたともお伝えした。

そうしたら彼女は

「きまりですね、週末の夜は

夜な夜な書店が期間限定で再開。」

と言った。

私はわあああ!となって興奮したけど、

同時にとても静かなきもちになった。

 

その夜、恋人に「青星さんに行ってから

君は今日ずっとふにゃふにゃとしてる」

と言われてしまったから

「私は仕事の写真のことも好きだし

頑張りたいと思ってるけど、

今日青星さんと過ごしたみたいな

時間を30分でも過ごしてしまうと

彼女は時々とてもすてきなフレーズを

口にするから、

シュルシュルと自分が小さくなっていって

写真を始めたころの温度に戻ってしまう。

ほんとうは仕事ばかりするのが

向いてない人間だとわかってる。」

みたいなことを伝えた。つたわるのかなあ。

地に足をつけすぎずに

ずっとふにゃふにゃと生きていたいけど

そうゆうわけにもいかないから

仕事の写真も、そうゆうことを

忘れないように撮れたらいいなと

いつも思ってる。とも付け加えたけど

ますます意味不明だろうな、

とも思った。