カメラマンをしています。

ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

師走のひとりごと

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2020/12/4

12月。夜明け前にうちを出て岡山に来た。

すっかり寒いなあ。

最近、時間の使い方を変えたいなぁと考えてる。

独立してからは仕事を中心に暮らしてきた。

2018年9月、独立してスタジオを構えた。

2019年はいっぱい働いた。

2020年はもっといっぱい働いた。

仕事でなく撮りに出かけたいな。

フィルムで日々を撮りたい。

それでポートフォリオを作って、

すきな分野の撮影をフィルムで

受けられるようになりたい。


写真はちゃんと生きるための道具。

よいしごとをする為のものではあるけど、

自分にとっての

ちゃんと生きるってどうゆうことなのか

ちゃんと考えてみなきゃ。

 

この間、恋人が60年前のライカを贈ってくれた。

ありがたいことに、私が忙しくしすぎてても

ちゃんと私を もがかせてくれる。

何も言わずにあたたかい部屋で寝かせてくれる。

ありがたいなあ。

 

今夜は蒜山に泊まる。星、見えるといいなー。

 

35才でも不安でいいんだ

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2020年11月23日、月曜日。

品川へ向かう新幹線に乗ってる。

今日はプライベート。目黒のクラスカへ。


八月、撮影で北海道の八雲へ行った。

木彫りの熊の資料館に。

そうしたら、鮭くわえてなくて。

民藝と現代アートの狭間をかんじる熊さん達。

はまってしまった。

そしたら目黒クラスカで八雲の熊さんの

展示があるじゃないですか。

気がふれたように、

日帰りで目黒に木彫りの熊を見に向かってる。

https://www.houyhnhnm.jp/news/407142/


そのあとは

東京都庭園美術館日本民藝館。帰阪。

友達にも会えるといいな。


...

昨日、日曜日はスタジオに来客。

先月、写真展に来てくれた人が訪ねてきてくれた。

料理がじょうずなその人は

今朝焼いてきたんです、と言って

ナッツとドライフルーツがぎっしり入った

重たくてとびきり美味しいキャロットケーキを

持ってきてくれた。

まだあったかくて、ワックスペーパーと

鳥の刺繍のすてきな布で包まれていた。

 

その後夜までスタジオで仕事をしてから

恋人が迎えにきてくれて晩ごはんを一緒して

録画していた「本の道しるべ」を観た。

 

https://www.nhk.or.jp/hensei/sp/program/article/?area=602&date=2020-11-24&ch=31&eid=12776&f=2273

 

料理家の飛田和緒さんの回で

海の見えるご自宅の地下の書庫で

本のことを話す彼女のことばがようすが

とても素敵だった。


30代なかば、料理家とし人気で忙しくしていたけど

修行や経験をつんでないことに

自信がもてずにいた時期、

「聡明な女は料理がうまい」という本の

バッサリとした物言いに勇気をもらい、

「私はこのやり方でいいんだ、と

勇気をもらった」

と仰っていたのをみて、勇気をもらった。


同じ土俵でもなくてえらそうだけど、、

「35歳でも不安でいいんだ」とおもった。

この人と同じくらいの年になったとき

こんな風な空気を纏う人になっていたいと

おもった。


本当に飛田さんはいつも素敵なのだ。

連載の仕事でご自宅に通わせてもらって3年め、

いつも、憧れの眼差しで撮りつづけてる。

飛田さんはいつも、朗らかに笑って、

爽やかな夏の風みたいに、

「いいのよ、食べられたら」

「ごめんなさいね、適当で」と

美味しいごはんをどんどん作ってくれる。


この人と同じくらいの年になったとき、

こんな風な空気を纏う人になっていたい、と

隣にいる恋人に言ったら、

何にも言わずににこにこしてた。

散らかってる今週

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土曜日。

京都へ撮影に向かう車中にいる。日々、

きいろい落ち葉の公園を通り抜け出勤をして、

もうすぐ息も白くなりそうな秋にいる。

すっかり師走らしいスケジュールが始まって

忙しくさせてもらってる。

ブログをひらく頻度もどんどん減って、

でもここがあることが大切と思う。

頻度が多いときも少ないときも

それ自体が記録なんだと思う。


ここのところの日記だけ。

.........

2020年11月17日火曜日

終日スタジオで撮影。

じつはかなり緊張してた案件。

空気は朗らかに終わったけど、さいきんは

自分に足りないことがたくさんある気がして

不甲斐ないなあと萎縮気味。

朝、スタイリストさんが

たっぷりの小道具を積んで赤帽に乗って来た。

スタジオがもりもりになっていくのを眺めながら

ここが、もっと広ければなあ、と思った。

でも大きくすることが大切なのか?

良いものを作るほうほうは他にもあるのでは?

そもそもどんな風が理想なんだろう。

ソワソワ落ち着きを取り戻せないでいる。

整頓する時間がとれてないんだとおもう。


夜遅くに恋人が手料理を振る舞ってくれた。

ほたて、スルメイカ

かんぱちとイチジク、鱧鍋。

〆の雑炊までおかわりして食べながら

「料理で目の前の人を幸せにできるって

すごいなぁ、私はどうだ仕事の写真ばかりだ」

と、昼と真逆のことを考えてしまって

なんだか思考がごちゃごちゃだ。

...

11月18日水曜日。

朝から撮影で亀岡の方へ。

夕方帰阪して、終電近くに和歌山へ。

翌日のための前泊。

...

11月19日木曜日

ケーキ屋さんの案件で、

和歌山の果実園をいくつかまわった。

もぎたての苺、山の斜面のみかん畑。

空が青くて、暑い日だった。

...

11月20日金曜日

スタジオで溜め込んだ納品をいくつか。

午後からはうちあわせ。

さいきんはスケジュールが合わず

仕事を半分くらいお断りしていて

少し残念な気持ち。

その中にはすごくやりたかった案件もあって、

ぐう。

夕方、連絡先を消していた

懐かしい人からラインが届いた。

びっくりしたけど、ああそうか、

打合せ時にお客さんとラインを交換して、

「連絡先からの登録」をオンにしたからだ、

と思った。吹き出しには

「懐かしい名前を見て思わず、」とあった。

 

夜は恋人が来て、私の場所で

チーズフォンデュを作ってくれた。

食後にチョコレートケーキを食べた。

ちょっと、何もしない時間をつくって

よくよく考えて整頓したいことがあるなって感じる。

 

 

見ない振りをして自分をなだめながら 暮らしをつづけるという素振りだけは 絶対にしたくない。

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2020年11月16日、月曜日。

むつかしい気持ち。

どんなふうに、写真がとりたいんだっけ、と

昨日からぐしゃぐしゃになってしまった。

色んなことがかさなって、なんだけど

さいしゅうてきにはある写真家の方の

「写真を撮ることが目的になってませんか?」

という言葉をSNSで見かけてなぜか落ち込んだ。


独立したときは、写真で食べていくように

なれることが大前提だった。

間違ってないと思う。

スタジオを構えて、営業にいって、

背伸びをした。今は少し違う。

さいしょの目的をヨロヨロ達成していて

その流れで別のことを思って

ぐしゃぐしゃになってる今のことも

間違ってない流れだとおもう。

どう向き合うかなんだと思う。

見ない振りをして自分をなだめながら

暮らしをつづける、という素振りだけは

絶対にしたくない。

 

まだ大人じゃないころ、話を聞いて欲しかった。

怒鳴られたりあしらわれたり

なかったことになっていたりして、

キョトンとしながら写真を撮った。

撮ることで救われてきた。

そのあとしばらくしてから、

人の話に耳を傾けないのは不誠実だと思えた。

だから見ないふりはしたくなくて、

耳を澄ませる。

過去の自分がのこした言葉が救ってくれることもあるかもしれない、と

ブログをちまちまと書きつける。


あらがわない、うろたえない。

そんな風に暮らしていけたらと思うけど、

むつかしいなあー!


きょうも明日も明後日もその次も、

撮影はつづく。

それは、とってもうれしいな。

明日からもがんばれる。

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2020年11月10日。火曜日。

2本目の缶ビールを開けながら

帰阪する新幹線に乗ってる夕方。


昨夜は、前泊のホテルにチェックイン後

クライアントさんと合流して

「ビストロヒュッテ大船」で夕食を一緒した。

 

今日は葉山に暮らす料理家さんのお宅で撮影。

朝からとても晴れていて

現場へ向かうタクシーはぐんぐん坂を登り

海も空も濃く青くぴかぴかに光ってた。

風が強くて空気が澄んで

海の向こうの富士山がくっきり見えた。

 

この場所と空気はやっぱりとっても楽しくて、

朗らかな料理家さんは今日も私の憧れだった。

憧れの眼差しのまま撮り続けた連載は3年目を迎え

来年の書籍化が決まった。

社内で企画を通してくれた担当者さんには

頭があがらないし、

いつも もったいないほど素敵な現場で

写真で関わることができてすごく嬉しい。

生きることすらままならないから、

ここにいていいと思えることが嬉しい。

明日からもがんばれる。

 

それでもやっぱり、住みたい。

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2020年11月8日。

新幹線に運ばれてる月曜日。

これから、新横浜経由で大船に入り前泊して、

明日は葉山にある料理家さんのお宅で

お料理の撮影をする。

 

...

1年前の今日はポートランドにいたと、

私のインスタのタイムラインが教えてくれた。

1年かー。

その日の私はオレゴン州で心底驚いていた。

雨とコーヒーと本とビール、

自然とアートとカルチャーの街だった。

力強い落ち葉の感触、味の濃い野菜たち。

フルーティーなナッツに新鮮な乳製品。

滞在中は、ボールいっぱいのサラダを頬張り

クラフトビールを飲み干して、

コーヒーを買って、何時間も書店で過ごした。

スーパーマーケットに並ぶ食料品の

原材料と風味の素晴らしさ、

レストランの美味しい料理、愛のこもった、

良い香りのする小さな店が並ぶ通り。

暮らす人たちの朗らかさと飾らなさ。

程よく無頓着で前向きな空気。

目に入るものすべてに度肝を抜かれて

居心地の良さにリラックスしながら、

心はひどく興奮してた。

帰国後、あそこに移住したいと思った。

 

1年後の今の私には、

たいせつな人ができてしごとも少しふえて、

望むものも変わってきてる。それでも

ポートランドに住みたい気持ちは変わらない。

2年後か3年後か、もう少し先か、

ひとりなのか、誰かとなのか。

我が子を連れていたりするのか。

どんなふうでもいいけれど、

いま立ってるこの道がその場所に

つづいていれば良いと思う。

そうゆうことを、今も私はそうなのかと、

タイムラインをみて、

あらためて再確認しておきたくなった。


ここからは、ここのところの備忘録。

..

11月3日、祝日の火曜日。

料理家の奥地さんの場所で

「堀内果実園」さんのパフェの撮影。

ポスターのデザインラフがすごく面白くて、

セザンヌの図録を見ながらセットを配置した。

撮影中、デザイナーさんが、

小道具を組み替えながら何度も

「要素が減っていってるのはすごく良いことだ」

とつぶやいていて、わぁわぁ、と思った。

その言葉を忘れたくないな、と思った。

緊張してた撮影だったけど、終えてみると

はじめての照明機材も思い切り使えて、

色んな写真が撮れて、嬉しい日になった。

..

11月4日水曜日

フードスタイリストの丹羽さんのお宅で

アサヒ軽金属さんの料理撮影。

楽しく、美味しく、平和に終了。

...

11月5日、6日、木曜日と金曜日。

2日連続で、神戸北野の

「ダンアパートメント」を借りて

フェリシモさんの媒体で、

切り絵作家さんの作品の撮影。

その作家さんは元フォトグラファーで、

撮影前から少しびびってたけど、

蓋を開けてみればめちゃくちゃ親切な方で、

終始アシスタントをしてくれて

やりやすいのかやりづらいのかわからない

現場に。

作品が素晴らしいから、写真も素敵に。

 

夜は、恋人がお寿司を持って我が家に来てくれた。

くら寿司で2000円分買ったら

1000円分クーポンがもらえるって聞いて

確かめに行ったけど、テイクアウトじゃ

だめだったー、みたいな話をしていて、

なんだか平和で幸せな気持ちになった。

..

11月7日、土曜日

家事と、あとは、スタジオにこもって

画像処理をしてた日。少し疲れが溜まってた

..

11月8日、日曜日

阪神百貨店で開催中の

シャムアクリエイターズマーケット」へ。

色んな作家さんの作品が並ぶ中、

私達のサンドイッチテーブルのzineと額装も

出してくださっていてホクホク。

夕方からマッサージにいって

眠りながら揉みほぐしてもらい、

早めに帰って白菜と白葱と豚肉だけの

ひとり鍋をして22時ごろには眠りこけていた。

最近、もっとゆっくりしたいな〜なんて

贅沢なことをよく考えてる。

年末ですね

内容もない、ただ二週間の記録。

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11月。雨の日は静か。

終わっていく10月を横目で見送りながら、

落ち込んだりぷかぷかと浮かんだりしてた。


毎日書いてたブログの頻度はどんどんさがって

時間が足りない気持ちで少しもやもやもしてる。


書き留めておきたいことはたくさんあるけど、

とりあえず記録だけ残しておきたくて

いつか読み返す日の為のメモ書き。

(特に内容もありません)


...

2020/10/23/金曜日

撮影で和歌山の果樹園をまわった。

和歌山市にある「ミキ」という

ケーキ屋さんのケーキがすごく美味しかった。


10/24/土曜日

サンドイッチテーブル展、イベントの日。

ビスケットサンドを食べに、写真を見に、

いろんなひとがきてくれた。

自分が主催なくせに

元来の人見知りスイッチが入ってしまい

部屋の隅でじっと固まってしまった時間が

けっこうあって、すこし落ち込んだ。

 

10/26/月曜日

数日前から自分の写真が良いと思えず

すっかり塞ぎ込んでたけど

その日さいしょのシャッターを切った瞬間

「やっぱり今日も写真たのしいなー!」

と思ってひとりで吹き出してしまった。

この日は初めてのクライアントさんと、

初めてのデザイン会社さんと仕事。

スタジオで「おぼろタオル」の撮影をした。

あたらしく知り合った人たちは

みんな優しくしてくれて撮影は楽しかった。

夜は、恋人とその友達と4人で

天満の玄品に行って食事をして、

2軒めは初めてのバーに行った。

カウンターに座って並ぶボトルを眺めながら、

しばらく行ってないあのバーのマスターは

元気にしているかな、

しているだろうな、あの人だもん。と、

懐かしい気持ちになった。

以前わたしには特別なバーがあった。

その頃はまだその場所が必要だった。


10/27/火曜日

午後から、フードスタイリストの

丹羽さんのお宅で魚料理の撮影。

二日酔い。


10/29/木曜日

ふだん仕事をご一緒してるメンバーで女子会。

女のひと5人でわいわい飲みにいくって

大人数が苦手な私にとったら新鮮で、

なんだかとっても楽しい時間だった。


10/30/金曜日

フェリシモさんの撮影で岸和田のポリフさんへ。

かわいいプロダクトにわくわくして

鞄とパスケースを購入して帰った。

 

夜は、南森町の料理家さんの場所で打ち合わせ。

打ち合わせを終えると、夜な夜な

その場所に色んな人が集まってきて、

楽しい食事会が始まって、お喋りをして、

各々が各々に耳を傾けて

うつくしい時間に身を置かせてもらった。

その空気がとても心地良くて、

私、この人たちのこの場所が大好きだな、

ここにいられて嬉しいな、と考えていたら、

夜が更け遅くなってしまったから、

近くに暮らす恋人の家に帰らせてもらった。


10/31/土曜日

朝、SAVVYの撮影でパン屋さんへ。

サンドイッチの写真を撮った。

そのあと、サンドイッチテーブル展へ。

ばたばた、ばたばた、と

最終日の展示を終えた私達はお腹がへっていて、

近くのクラフトバーガーにいって

ハンバーガーを食べてビールを2杯飲み干した。

次の展示はどうしよう、なんて話して

最高に美味しかった。


11/1/日曜日

日曜日だ。へにょへにょ。

家事をして、ロイヤルホストでブランチをして

展覧会のお礼のメールを送り、

撮影の資料を集めるために図書館に行った。

投票へ行ってから中崎町へ向かって、

ギャラリーヨルチャの10周年の展覧会を見た。

ヨルチャにはピアノと梯子があって、

車掌のイルボンさんがいて、

作品が並んでいて、作家さんがいる。

ひっそりと居心地が良くて、

疲れたら一人で駆け込む私のだいじな場所。

冬に飾る、絵を買った。

その場所まで恋人が迎えに来てくれて、

イルボンさんは、私達の目の前で

道化師人形を操ってくれた。