3月12日
曇り空、京都、金曜日。14時。
ワコールさんでロケハンを終えて
大阪に向かう新快速にのってる。
今朝、待ち合わせの西大路駅に早く着くと
昔ながらの小さな書店があって
吸い込まれてしまった。
入ってすぐの手づくりの特集棚には
孤独にまつわる文庫本や絵本や雑誌が
つらつら おっとりと並べられていた。
おや、と立ち読みして更にすすむと
その次にあらわれた棚もまた良くて、
探してた雑誌の特集号と
これまた探してたコラムの新刊を見つけて、
その2冊は一見関係ないのに
サイズも違うのに同じ棚に納められていて
こ、この本屋好きだーーーーーッ
ど、どれもこれも入荷1冊ずつだしーーーー！
となってしまった。
ドキドキしながら そそそとレジに持っていった。
西大路駅前の小さな書店。
普通の、街の、雑多な書店。
屋根にはローマ字で「KEIBUNSHA」と
かかれていた。
結局私は待ち合わせの駅を間違えていて
お客さんから電話をもらって慌てて
タクシーで京都駅へ向かったのだけど、
ポッカリと時空の狭間のような数分を過ごして
あの店は幻だったのかな？という気分。
今、鞄にはちゃんと買った本が入っていて
その店のブックカバーがかけられてる。
待ち合わせの駅を間違えるなんて
人生で初めてのことだけど
今日、私は間違えるべくして間違えた。
これから、北堀江に戻って打ち合わせ。
その書店が気になって調べてみると
Twitterの公式アカウントの自己紹介欄には
「普通の中の普通の究極普通書店を目指して
す、素敵ーー！！
こうふんのあまり、画像お借りしました。
