ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

今、わくわくしてる

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3月27日、土曜日。


晴れていてあったかくて、なんだか

満腹な一日を過ごした。

事務所がご近所のスタイリスト、

まちこさんと一日中一緒にいた。


まちこさんは楽しくて可愛くて

いつも笑ってて、まぁいっかー!が口癖で、

今日いちにちで大好きになってしまった。


そもそもまちこさんとは

10年近く前から顔見知りだったけど

人気者で顔が広くて明るくてお洒落な

まちこさんはあまりに眩しくて、

人見知りの私はもじもじとして

長いこと近づけないでいた。


この間、はじめて、意を決して

まちこさんの営むギャラリーbanquetに

伺った。

や、やっぱり眩しすぎる、と

フラフラと帰宅したものの、その2週間後に

ぐうぜん、はじめて、私のスタジオで

阪急三番街のモデル撮影の仕事で

ご一緒させてもらった。

あまりに優しい人だった。眩しい。


10年越しに急に近づいた私達は

少し何か一緒にできそうな予感がして

今日、プライベートでランチの約束をした。


桜の咲く公園の向かい、

谷六の中国食堂でランチをたべて、

なんだか話し足りなくて

Madame Marie喫茶に移動して

チーズケーキを食べながら話し込んだ。

これからやりたいことの話ばかりして、

それは現実味を帯びていて、だから

すごく楽しかった。

一緒に何かができたら良いけど

自立して干渉しないことが当たり前に

前提としてそのテーブルの上にあることに

安心感があったし、だから、

その通りにならなかったとしても

別の良いことがあるとわかった。


私達はぐうぜん、

自分の事務所の荷物を保管するための

もうひとつの部屋を探していて

同じ物件に目をつけてたものだから

勢いに乗って知り合いの不動産屋さんに

連絡をしてそのまま内覧にいってきた。


私たちはその場所を気に入ってしまい

ひと部屋えらんで、契約にすすんだ。

まちこさんも私も増えていく荷物に

ストレスを感じていたし、

二人の事務所からそれぞれ歩いて1分、

保証人なしでOK、家賃も折半。


迷いのないスピード感がきもちよくて

あの日、banquetに行って良かったな、

と心底思った。


その後は、ふたりで歩いて

九条のアピタさんに陶の展示を見に行き

そこでもひとしきり喋り倒して、

そのあと、トホトホと夕暮れの道を並んで歩き

お互いの事務所の前でさよならした。


離れ離れの道をグニャグニャと

歩いてきた遠くの知人と急速に近づいて、

とうとつに交わり一緒に場をつくった感じ、

いま、とてもわくわくしています。