ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

3月21日/ポートランドの覚書

f:id:suyasuyachang:20230603150910j:image
f:id:suyasuyachang:20230603150917j:image
f:id:suyasuyachang:20230603150921j:image
f:id:suyasuyachang:20230603150926j:image
f:id:suyasuyachang:20230603150902j:image
f:id:suyasuyachang:20230603150907j:image

 

day31/

夕方ひょんなことから、市民の方々が通う

ビギナークラスのダンス教室によんでもらって

社会見学のきもちで伺ったら

「ヘイガイズ、一旦ダンスやめて聞いて

日本から写真家のユウコが来てくれた

彼女はフィルムで写真を撮ってるクールだ

滞在中に現像してくれるよね、

仕上がりが楽しみだアメージング」

みたいな紹介をしてくれて、

イカとISO200の絶望的な感度のフィルムで

頑張って撮りました。

でも写真はすごいと思いました。

そもそもこんなところまで連れてきてくれて

言葉がわからない場所にさえ、

居場所を作ってくれたと思いました。

あとそれ以上に、この平日アフターファイブの

数時間がみんな本当に楽しそうで、

ご夫婦で来てる方も多くて、なんだか諸々

カルチャーショックで思うところがありました。

どうやったらこんな心持ちで暮らせるのか

帰国したら自分はどうやっていきたいのか

目の前の光景を眺めながら

そんなことばかり考えました。

 

きれいな写真ってなんなのでしょう

ただ撮ることが楽しいって状態で

生きていくことでしょうか?違う気もします。

ある意味社会見学の夜でした。

..

ひょんなこととは、

今のホームステイ先のシーラの場所を出た後に

滞在するAirbnbのオーナーが

ダンスの先生をされていて

「あなたすでにポートランドにいるなら

一度私たちのレッスンを受けにこないかしら?」

みたいな趣旨のDMを盛大な歓迎ムードで

長文でくださって

(あなたの到着を昨夜、おおきな喜びを持って

私の生徒たちと共有しました!

私達一同はあなたに会えることを

心待ちにしています!みたいな)

 

それで のこのこ行ったのでした。

到着した場所の扉をおそるおそるひらくと

音楽が流れて良い匂いのするハッピーな空間で

みんなが輪になって手を繋いで

ウォーミングアップをしている光景にでくわし

すぐにラッキーだと理解したのでした。

でも当の本人は、

盛大なメッセージを私に送った後で

日本人の生徒さんに

フレンドリーすぎることを注意されたそうで、

「私のアメリカンカルチャーは強引すぎて

あなたを困らせたかしら、ごめんなさい…」と

泣き笑いみたいな顔で言われたのが

可愛すぎてひっくり返りそうでした。

全然OKだしポートランドやっぱり大好きです

 

March 21,2023