ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

この上なくとりとめのない

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2月26日。水曜日、

丸めた画用紙を抱えて大正駅に降りた夕方、

出口へ向かうホームで久しぶりに月を見つけた。

誰も気づかないような切った爪みたいな月。

 

仕事中、移動をしてる電車の中でふと

「あ、やっとだ」と思った。

ありとあらゆるこれまでのことが全部

なぜか今どうでもよくなった、と感じた。

これまでに経験した哀しみや後悔を労ってから、 

34年間に心のなかで手を振って、背筋をのばし

とても前だけを向いた。

 

今日は、午前中に心斎橋で1件撮影をしてから、

アサヒ軽金属さんに依頼してもらった

コラム用の撮影を自宅で済ませた。

その後エルマガさんに行き、

会議室に組んだセットで夕方まで撮影。

終えてから、機材を降ろして車をとめて、

地下鉄で梅田へ向かった。

阪急3番街の画材屋で、

来週の撮影用にピンクの画用紙を4枚買ってから

みどりの窓口に行って新幹線のチケットを取った。


そして事務所に戻る道すがら、月をみつけた。

 
初めて降りたった環状線大正駅

ガチャガチャしていて居酒屋が眩しくて

たこ焼きのソースの匂いがした。

お世辞にもきれいとは言えない街だけど、

良いな、と思った。

これから、橋を渡って

引っ越したばかりの事務所に戻る。

仕事はたくさんあって、帰りはきっと

夜中になるだろう。

明日からは茨城と葉山に出張に行く。

 

わたしは写真のことを24時間考えざるをえない

今の生活をとても気に入ってるけど

ずっとこんな風なのはごめんだと思っていて、

いつか、近い未来に住みつきたい

ポートランドのことを毎日考えてる。

朝も昼も夜も考えてる。


なんだか慌ただしいのだけど、

さいきん、ほんとうはとても静か。

きもちはとても、シンとしている。

とりとめのない日記。

 

 


(どなたさまのブログも、いま、読めていません、

落ち着いたら伺います、ごめんなさい

いかんせん、なんの塩梅か

読者になってくれた方がパラパラおられたので

なんだか急にブロガーぽい発言です)