ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

いつもそれだけを願ってる

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1週間前にガクッと体調を崩してから

体調はもどれど生活のリズムが定まらず、

ブログのアプリもひらけずに過ごしていた


コロナのことも、関係あるのかも。

いつもと違う街の空気におどろいていて、

無意識に緊張感がある。


久しぶりに、ゆっくりと椅子に座り

昨年の11月に訪れたアメリカ、

ポートランドのネガフィルムを粛々と

スキャンして、PCに取り込んでいる。


去年の11月、帰国後ふつふつと湧いてきた

ポートランドに移住したい」、の気持ちは

この数ヶ月で私のいろんな価値観を

ジワジワと変化させた。


たった数日、あの街の空気にふれただけで、

私の中で培われてきた

「人生における仕事の重要度」

の比重はグングンと減っていき

今も進行形で下降がとまらないし、

「写真」の比重は見上げる程、上がった。

写真を生業としている私が言うと

ちょっと何が言いたいのかわからないけど、

そうとしか言いようが無い、

写真が撮りたいからカメラマンなんか

やめちゃおうか、と言い出しかねない。


「好きなことを仕事にするむつかしさ」

は、毎日嫌々仕事を続けた20代に

泣きながら働くうちに通り過ぎていた。


「写真を仕事として生きていく覚悟」は

会社を辞めようと決意した夜に固まった。


今はもう、人生に願うことは

「ピュアな写真が撮りたい」

以上。


純度の高い写真が撮りたい。

純度の高い時間を過ごすこと、

純度の高い人間で在ること、

いつもそれだけを願ってる。