久しぶりに我にかえった、
そんな夜を過ごしています。
去年の3月に英会話をはじめてから、
「アメリカ行くまでにもっと勉強しなきゃ」
の気持ちに頭の中のほとんどを囚われてしまい
見るべきものや時間をかけるべきものを
すっぽりの抜かして暮らしていました。
いつも昔から、少しずれたところに対して
真面目になってしまうからたぶん要するに
すこしばか なのだと思います。
念願だった「ポートランドで数ヶ月過ごす」
は1ヶ月後にせまってきました。
なので勉強もだいじだったけど、
じつはあんまり楽しみに思えない。
行くのが怖いとかでもなくて、
もはやそんなことは小さなことで、
闘病中の父を置いて日本を離れることや
27も年上の旦那さんを放っていくこととか、
そこに自問自答しています。
だけど急いで行く理由も同じ場所にあって、
自分を前に進ませるものと
止めてしまうものの源が同じ、
というジレンマに
陥りそうになっては出口を探す、
のもさぼってた、みたいな感じです。
生きるとは、生きていると胸を張って
言える生活を送ることは
なんとむつかしいことなのか。
そもそもポートランドへ行きたかったのも
ひとりぼっちで純度の高い写真を撮るため。
なのに、そのための英会話に追われて
大切なものをぽろぽろと落としながら
暮らしていました。
どうして上手くできないんだろうか。
困ったら相談する、どうしてそれをする人が
浮かばないんだろう
