ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

「わからない」の誠実さ

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今回、出張で

岩手、長野、大宮、名古屋の駅で

降りたり乗り換えたりしたんだけど、

ホームに降りるだけで街の気配が全く違って、

狭い日本ですらこんなに空気が違うのに

海外にいったらほんと別の人生に

なりそうだなって思った。

場所の気配は人生を左右するなって思った。

 

それで、そうゆうことを話す人が

あまりいないと思って寂しくなった。

自分の言葉のチョイスの下手も手伝って

誰かに誠実に正確に話を聞いてもらえるのは

よろこびがふかい。

 

そこまで考えて、

この間うまくいかなかったあの人は、

私がうまく聞けない世界の言葉をつかってたのかな

、と思った。

 

私は誰かに対して

「私の言葉が伝わらない」

と少し傷ついた後に嘆いて、

別の誰かは私に

「僕の言葉は届かない」

と嘆いてたのかもしれない。

「わからない」で済まされたと思ってたけど、

事実だったのかもなあ。

私だっていま「わからない」。

それなら誠実でいてよーって、

思った気持ちそっくりそのまま、

跳ね返ってきちゃったなあ。