ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

どうせいつかは

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金曜日。今日は来客があるから事務所を掃除をして

納品作業を少しすすめて。


「イニシアチブをとるのが上手い人を前にすると

途端にその人の考えや発言が自分より

正しい気がするのがわたしの弱点だ」

 

と、二人の人にメールで打ち明けたら

ひとりは

「たしかに。そういう節はある。」

と言って、もうひとりは

「それ弱点なのかな」て言った。

これだけ違うのだ。ふつうなのだ。

それを、イニシアチブとられるたびに

この人すごく正しい、なんて思ってきた自分は

大変だっただろうなと思うし、

思われてたほうもけっこう見えない苦労なんかが

あったんじゃないかなぁ、なんて今なら思う。

 

気づくことや思い当たることは

あとからあとから出てきたりするから

生きることをやめられない。


今週はやっぱり働く気がまったくないなあ。


来客が済んでから夜は芝川ビルのラグナグへ。

自転車で向かう途中、信号待ちで見上げた曇り空の

雲の流れが速くてドキドキした。

そうゆうの、大切にしたいな、

と思いながら見上げてた。

そうゆうことに気づきながら

まもりながら生きていきたい、と

ぼやっとした頭で強く思った。


芝川ビルでおんなふたり集合したわけだけど

ふたりともクタクタとしてて、

席に着くなり何も喋らず風に当たって

黙ってた。

その感じがとても良くて。

その感じをお互いとても良いと思ってる

感じがとてもとても良くて。

じんわり、癒されていった。


ひと息ついて、料理と飲み物をとって

乾杯をして。

ゆっくり、たくさん喋りながら

すごく素敵な2時間を過ごした。

空は青から夜になった。星は見えなかった。


なんだか、そのまま帰りたくなくて

堺筋コメダ珈琲で寄り道をして

カフェインレスコーヒーを飲んでる。


今夜この後会うつもりだった人とは

ラインが途切れてしまって、

それもどちらでも良いと思える時間を

過ごしていたい、いつでも。


年じゅう、四六時中

おだやかな心持ちでいることは

私には絶対にできないけど、

速く流れる雲を見てドキドキしたことや

ビルの狭間で風に当たって

言葉なんか要らないと思った今日のことは

きっと忘れてもまた思い出す


言葉にできないことだけが、何より大切。

写真にうつるのはいつも

目に見える事実じゃなくて、感覚の事実、