2月22日、土曜日、事務所の引っ越しを終えた。
片付けは手付かずなものの、とりあえずほっ…
一週間のこと、じつはもうあまり覚えてなくて、
19日の水曜日は六甲の「かもめ食堂」さんでの
撮影だったんだけども、その日ったら、
晴れてて、明るくて、神戸の街は水色で。
被写体のおにぎりやコロッケは幸せの風景
そのものだった。
ケーキからはみ出た赤いジャムに 一同歓声を上げた
そのあとは 3つ並べたちゃぶ台をぐるりと囲んで、
炊きたてのご飯と一緒に卵焼きや
油淋鶏やきんぴらやお浸しを食べた。
もちろん丸いコロッケも。
そこにいる人達の顔を眺めながら味噌汁をすすったら
幸せだなって気づいてしまった。
うまく言えるかわからないことを書くけれど、
生きるって「ばしょ、まちがえちゃいけないな」
っておもった。
きっと、
ずっとは同じ場所にとどまっていられないし
どこへ向かうかも今はまだわからないけれど、
隠したいと思ってたどうしようもない弱点を
そっとすくいあげて、そのうえで
目を見て「必要です」と言ってくれる、
まるでそんな人たちに囲まれはじめてる
いま辿り着いたこの場所がやっと気に入ってる。
このままの時間が楽して続くとも思わない、
私が持ってるものならなんでも差し出して
全力でまもりたいとおもってる。
金曜日は料理撮影の打ち合わせに行ってから
都そばできつね月見そばをかきこんで
夜までエルマガジン社さんの会議室で
色んな店の苺大福を撮った。
ピンクや黄色の背景に、半分に切られて
コロンとよこたわる苺大福、かわいすぎ。
