ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

日々色んなことがあるけど

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ドイツから帰国中のダンサー

三原慶祐さんが声をかけてくれて

年の瀬、クリスマスを過ぎてから

琵琶湖の湖畔で作品をつくった。


冷えた空気、雲が優しいピンクに

染まっていく夕暮れの湖畔。

静かな日だった。


初めてカメラを持った日々のような気持ちで

1000枚近く撮って、昨日、

100枚では足りないほど写真を送ったのだけど

彼が選んだ写真は、個々でみても

並びを見ても、

どれもとても静かでどきっとした。

「正直、普段ここまで送ってこられた

写真の選択に悩むことない」

とメールがきて、その後に

「よし。じゃ誉めあいになるから止めとこう」

とも来て、良いなと思った。

三原さんがどこかで

「ものを作る行為は、楽しく美しい。」

と発信してるのを見たことがある。

その通りだと思った。


日々、色んなことがあるけれど、

負けてしまわぬようちゃんと戦えるよう

美しい時間を過ごしたい。

蓋をするのではなく。

依存先をふやすことは良いことだと思う。


今自分の身に起こってる悲しい出来事に

静かな気持ちで向き合えるまで、

私は美しい時間の中で写真を撮っていたい。

時を待つのは写真を撮りながらが相応しいし、

覚悟を決めるときも、

きっと写真を撮ってる時だといいな。

せめて写真だけは、そこが優しい場所で

ありますように。