ふかふかの夜に。

本業はフリーランスのフォトグラファー。ここを日記のように使っています。誰かに見せたいものじゃなくて、自分が忘れたくない気持ちを置いとくところ。たまに写真や仕事のこと。

うまく書けないことだらけの粗削りな日記

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どんな風に生きていこう、

と考えない日が続いてた。

理由はわかんないけど、

そうすると

ブログに書くこと特にないもんだな、

と思ってたらもうすぐ六月。


今さっき、

一人でスタジオで仕事をしてると

今クラブハウスで御徒町さんが話してる、

と連絡をもらって、

入室して会話を聞いてると

シュルシュルと自分が小さくなって、

驚くほどあっけなく落ち着いた。

 

もはや御徒町さんは会話がすでに詩で、

耳にすると嬉しくなる。

現実に引き戻されるよりも、

現実のほうがついでのようにも感じる。

地に足がつきすぎてる…と思うとき、

この世に詩人がいてくれてよかったと思う。

 

御徒町さんが退室してからも

クラブハウスを聞いてると唐突に

20年も前の「少年文芸」の話が出ていて

忘れてたことに、今も、繋がっちゃうんだな

と久しぶりにきくその名前に驚いて

同時に心づよくもなった。

当時のことを思い出すと泣きそうにもなる。

その本を作った編集者に、

私は学生のころ東京まで会いに行って、

詩や写真のことや砂糖が白いこと、

色んな話をして多大な影響を受けた。

とにかく、あまりに美しい本を作る人と

会ってみたかった。話がしたかった。

どんな人か知りたかった。

初めて会った日の夜は雨で、

その人はスーツを着ていて、

水溜りに夜景が映り込んでいた。

 

私がその会社に思わず連絡をしたのは

その人の作った写真集を見たからだけど、

その後じっさいに会って、関わって、

さいしょに詩にふれさせてくれた。

今、この世に詩人がいてくれてよかったと

強く思う気持ちがちゃんと残った。

今はナナロク社と名をかえたけど、

当時はイマココ社だった。

..


現実のほうは、仕事で北陸に行ったり

脚立を撮ったり人を撮ったり、

料理やワインを撮ったりして、

ちゃんとしてた。

プライベートでは、

神戸で眼鏡を作って、服を買って

実家で両親とバーベキューをして、

恋人が泊まりに来たり、行ったりした。

変哲ない生活。